お荘厳 (お仏壇の飾り方) 真言宗

曹洞宗の概略

久我竜胆紋(永平寺)五七の桐紋(総持寺)
高祖承陽大師 道元禅師 (1200-1253) 永平寺開山
太祖常済大師 瑩山禅師 (1268-1325) 総持寺開山
称名南無釈迦牟尼仏(なむしゃかむにぶつ)
本山大本山永平寺 福井県吉田郡永平寺町
大本山総持寺 神奈川県横浜市鶴見区鶴見町
経典般若心経, 観音経, 修証義, 法華経

曹洞宗の年中行事

  • 高祖道元禅師降誕会 (1月26日)
  • 春季彼岸会 (春分の日を中心に1週間)
    お寺の御開山、歴代住職、団信徒の霊をおなぐさめする法要を行い、説法法話などを受けます。
  • 盂蘭盆会 (7月15日 又は 8月15日)
    ご先祖の霊を迎えて供養します。
  • 秋季彼岸会 (秋分の日を中心に1週間)
  • 両祖忌 (9月29日)
  • 達磨忌 (10月5日)
  • 太祖瑩山禅師降誕会 (11月21日)

お仏壇の正しい飾り方 (お荘厳)

※ 地方によって並べ方が異なることがございます。

  1. ご本尊:
    曹洞宗のご本尊は釈迦牟尼仏です。釈迦牟尼仏を中心に、高祖道元禅師と大師瑩山禅師の両祖をおまつりして「一仏両祖」の三尊仏とする場合もあります。
  2. 脇侍: (わきじ)
    ご本尊に向かって右側に高祖道元禅師のお掛け軸、または木像をお祀りします。
  3. 脇侍: (わきじ)
    ご本尊に向かって左側に太祖瑩山禅師のお掛け軸、または木像をお祀りします。
  4. 吊灯籠: (つりとうろう)
    お宮殿の両側に一対吊るし、ご本尊のお姿を明るく照らすために用います。
  5. 瓔珞: (ようらく)
    仏像の頚や肘、脚などを飾る珠玉や貴金属で編んだ装身具のことですが、宮殿の装飾としても用いられます。省略されることもあります。
  6. 仏器: (ぶっき)
    お仏飯を盛る器をいいます。朝のおつとめの後にお供えし、正午にはお下げ致します。普段は一つですが、丁寧な場合には三つまでお供えします。
  7. 茶湯器: (ちゃとうき)
    お茶、お湯、お水をお供えする器で、普段は一つですが、丁寧な場合は三つまでお供えします。
  8. 打敷: (うちしき)
    装飾用の長方形の織物です。お釈迦様の御座所を飾ったといわれています。お正月・お盆・お彼岸・年忌法要など、重い法要の時のみ用います。
  9. 高杯: (たかつき)
    ご仏前の左右において、お菓子や果物をお供えします。足の高いお皿にあたるものです。
  1. 五具足/三具足: (ごぐそく/みつぐそく)
    燭台・花瓶・香炉のことを三具足と呼びます。五具足の場合は、燭台・花瓶が一対になります。
    • 燭台: (しょくだい)
      ローソク立てのことです。正式には一対でお飾りします。ローソクの光は、如来の知恵の光を象徴するものです。すべての人の心を闇を照らし出し、救済しようとはたらきかけておられる如来の心を象徴しています。
    • 花瓶: (かひん)
      花瓶は、古来インドで香水を入れるのに用いた宝瓶をかたどってあります。生花または金蓮華をお飾りします。
    • 玉香炉: (たまこうろ)
      香をたく器です。
  2. 香盒: (こうごう)
    お香を入れる入れ物です。
  3. お位牌: (おいはい)
    お位牌は、亡くなった人の戒名や没年月日を記してお仏壇におまつりする個人の象徴です。最初は白木の野位牌を、四十九日までには塗りの本位牌を用意し、忌み明けからはお仏壇に本位牌をお祀りします。五十回忌が過ぎたら祖霊に合祀すると良いでしょう。
    本位牌を新たにお仏壇にお祀りする時は、入魂のお経(開眼法要 かいげんほうよう)をお寺のお坊様に行って頂きます。
  4. 過去帳/過去帳台: (かこちょう/かこちょうだい)
    過去帳は、亡くなった方の戒名や俗名・没年月日などを記しておく記録帳です。
  1. 霊膳: (れいぜん)
    法要などで一汁三菜の精進料理を仏様。ご先祖様にお供えする時に使うものです。霊膳は料理を盛りつけましたら仏前に箸が向く様にお膳を回してお供えします。
    霊膳は法事・命日・お盆・彼岸・お正月などにそなえます。
  2. 前香炉: (まえこうろ)
    お線香立てのことです。お線香は仏前の前に出るときに心身ともに清浄にするためのものです。少量でも良質のものを使いましょう。
  3. 鑰: (りん)
    カネの音は八万四千の仏の世界に届きます様にと打ち鳴らします。また、人々の邪念を払うとともに、読経の時に打つことが指示されている重要な荘厳具でもあります。
  4. 撥: (ばち)
    鑰(りん)を打つ棒で、おつとめの時以外は正面を向けて鑰の中に置きます。
  5. 鑰台: (りんだい)
    鑰を置く台を鑰台と言います。
  6. 木魚: (もくぎょ)
    木魚は読経用の打楽器です。表面に玉鱗(一身二頭の竜頭)が彫られています。魚は常に目を開いているため、怠惰を戒める象徴として魚板を叩いたことから、これが変形して木魚になりました。
  7. 経机: (きょうづくえ)
    お経の本や香炉、あるいは鑰を置く机のことです。

お数珠

曹洞宗の数珠掛け方

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