仏教はインドのお釈迦様によって説かれ、その後、2500有余年もの長い時間を経ても、なお輝きを失いません。インドから中国,朝鮮へと渡り、日本文化の様々なところ、予想もしないところにまで仏教の精神は及んでいます。
その長い時の流れの中で、現在では多くの宗派が存在します。これは、各開祖が異なる時代や異なる立場において、何を最大の問題とするかが異なっているためで、仏教としての根本的な部分に違いはありません。
宗派とは、それぞれの問題意識に対する開祖の苦闘の道そのものだと思います。御本尊は、その御開祖の苦闘の象徴でもあり、その宗派にとっての象徴でもあります。
御本尊は、信仰の対象でもあり礼拝の対象でもあります。御本尊はお仏壇の本質部分であり、お仏壇は御本尊の住まいやです。常にお仏壇の中央にあり、御本尊に礼拝を致します。
御本尊の形には様々なものがあります。また、お仏像以外にお掛け軸の形をとるものもあります。
新しくお求めになられた際には、開眼供養(眼を転じて魂を入れる供養), 入仏慶讃法要(新しく仏様が安置されたことを慶"よろこ"び讃(たた)える供養) などを行います。
以下は各宗派の御本尊の一例になります。この他にも様々な宗派,御本尊の形があります。詳細はお寺様や仏壇店にお気軽にお尋ね下さい。
※ 上から、ご本尊, 総本山, 宗祖の順になります。